土地を購入したあとに追加費用がかかると、建物に十分な予算を割けないことも……。
あとから後悔しないためにも、これから挙げる土地の状況をしっかり把握しましょう!
地盤の状況
地盤が弱い土地だと、地盤沈下の危険性や、災害時のリスクが高まります。
地盤改良工事が必要になると、追加費用が100万円以上かかってしまうことも・・・。
道路との高低差
道路より高くなっている土地は、購入価格が安いので、割安に買えると感じるかもしれません。
だけど、建築の際に土台を補強する工事が必要になり、費用が余計にかかってしまうリスクがあるんです!
高低差のある土地なら、どんな工事が必要で、どのくらいの費用がかかるのかを確認しましょう。
インフラの整備状況
上下水道や電気、ガスの設備がない土地は、配管の引き込み工事費用が発生します。
水道の引き込み工事は30〜50万円が相場といわれていますが、家と水道本管の距離が遠いと、もっと高額になるケースも。
理想の家が建たない!?知っておきたい土地のチェックポイント
土地を買ったあと、「イメージしていた家が建てられない……」となるのは避けたいですよね。
こだわりの家を建てたいなら、家づくりのプロである住宅会社と土地探しをすると安心です!
土地探しから家づくりまで、トータルでサポートしてくれる住宅会社も多いので、積極的に活用してみましょう。
続いて、理想の家を建てるためにしっかり押さえておきたい土地のチェックポイントを紹介します。
面積と形状
面積や形状によっては、理想の間取りが実現しないことも。
どのくらいの広さの家を建てたいのか、間取りはどうしたいのか、あらかじめ住宅会社に伝えておくと土地選びがスムーズに進みます。
用途地域
用途地域とは、建てられる建物の種類を、13地域ごとに制限するものです。
用途地域ごとに建ぺい率と容積率が定められており、建てられる建物の大きさが異なるので要注意!
建ぺい率
敷地面積に対する建築面積は、法律の制限を受けます。
敷地いっぱいに好きなように家を建てられるわけではないんですね。
建てたい家のサイズや、隣家との距離感のイメージを、事前に住宅会社に伝えておくとGOOD!
容積率
敷地面積に対する延床面積(建物各階の床面積の合計)にも制限があります!
何階建ての家にしたいか、どんな広さの部屋にしたいか、具体的なイメージを持って土地探しをしましょう。
暮らしの満足度が変わる!確認したい土地のチェックポイント
毎日暮らす家は、お気に入りの空間にしたいですよね。
次に紹介するチェックポイントをもとに、満足いく暮らしを実現できる土地を選びましょう。
日当たり
日当たりのよさは、室温に影響します。室温は光熱費にも関わるので、大切なポイント。
日当たりを遮るような建物の建設予定も、あわせてチェックしておくと安心です。
風通し
風通しがよいと、「カビの繁殖を防げる」「換気のコストがかからない」といったメリットがあります。
体感温度にも大きく影響するので、実は日当たりと同じくらい重要なポイントです。
騒音
近くに大きな道路や商業施設があると、騒音や人通りが気になってしまうことも。
実際に足を運び、周辺の道路状況や人通りを確認しておきましょう。
匂い
周辺に工場などがあると、匂いが気になる場合があります。
自分が住む街に、どんな施設・建物があるのか、地図やネットで調べてみると新しい発見があるかも◎
雰囲気
住み心地に大きな影響を与える、近隣住民や街の雰囲気。
昼間と夜、時間を変えて街を歩いてみたり、ゴミ集積所を確認してみたりするのもおすすめです。
交通の便
通勤・通学は毎日のことなので、無理なく通えることが大切です。
また、最寄り駅やスーパー、銀行などの周辺施設は、年齢を重ねても通える距離か考えてみましょう。
土地を買う前に必ず知っておきたい災害リスク
最近は自然災害の影響が深刻です。
周囲より低い位置に家がある場合、大雨などの影響により、雨や地下水が流れ込んでくる危険性も。
土地を買うなら、ハザードマップを確認し、過去数年にその土地で起きた自然災害を調べておきましょう。
自治体の補助制度もチェックしておこう
長く住み続けるためにも、自分が住む街にどんな公的支援制度があるのか、チェックしておきましょう!
支援の内容は、自治体によって異なります。
引越し・子育て・住宅取得など、さまざまなシーンで支援を受けられることがあるので、ぜひ調べてみてください。