不動産投資を始めてみたいけどどうすれば良いのか分からない…そんな方も多いと思います。
不動産投資には多くのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。メリットとデメリットを正しく理解したうえで、不動産投資を始めましょう。
メリット
●安定した収入
賃貸は年単位で借りることが多いので、長期的に収入が得られます。さらに、賃料は大きく下がることは少ないので、比較的安定した収入になることが多いです。
●所得税・節税効果対策
不動産投資で得た収入からは、はじめに建物の減価償却費やローン金利、固定資産税などの必要経費が引かれます。また、不動産投資での赤字は、他の所得などと損益通算することもでき、所得税などの節税効果があります。
●相続対策
相続の際、投資用の不動産は、土地の価格が評価基準になります。おおよそ実勢価格の70%∼80%で評価されるので、相続税額を低く抑えられます。
●インフレ対策
インフレが進むと、物価にあわせて土地の価格も上がります。家賃の値上げによる対策や、不動産を売却して売買益を得ることも可能です。
●現物資産としての利用
投資した不動産は資産になります。賃貸だけでなく、将来的な住居等、他の目的にも利用できます。
デメリット
●空室リスク
当然、入居者がいなければ収入は入りません。入居者が退室しても、すぐに次の入居者が見つかる保証はないため、空室リスクをできるだけ少なくすることが重要です。
☞対策・・・空き室対策として、サブリースを利用するという方法もあります。
サブリースとは?
管理会社が不動産を借り上げ、一定の金額が所有者に支払われます。支払われる金額は、管理会社の管理費用等がかかるため、通常の賃料より低くなりますが、空き室の有無にかかわらず、収入を得られるメリットがあります。
●建物の老朽化
経年変化により、建物は老朽化していきます。老朽化した建物をそのままにしておくと、次の入居者を見つけにくくなり、空室リスクが高くなります。
☞対策・・・普段から修繕とメンテナンスを心がけましょう。また、外壁塗装の塗り替え等を必要経費と捉え、
事前に備えましょう。
●資金流動化リスク
不動産の場合、売却しようとしてもすぐに売却できるとは限りません。市場の変化により、不動産が売却できないリスクもあります。
☞対策・・・資金流動化リスクに強い不動産を選ぶ必要があります。
●不動産価格下落リスク
不景気などにより、不動産の価格が将来下落するリスクがあります。
☞対策・・・価格下落リスクに強い不動産を選ぶ必要があります。
これらのメリット・デメリットを踏まえた上で判断する必要があります。